カテゴリ:私の絵本picture( 26 )

1997年のメモ帳より

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とりさんが1羽とおいところからとんできました。なが〜い旅をしているうちにすっかり日がくれてしまいました。

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「あれれ?いつもは星空が上にあるのに、ここはしたにあるぞ!」と、とりさんはびっくりしました。

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「なんだろう、このヒモ。引っ張ってみよう」

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すると町のあかりがぜんぶ消えて、とりさんが知っているいつもの星さんたちとお月さまがもどってきました。

1997年、東京の電気通信メーカーに勤務していた私は、これ以上「便利」や「ベネフィット」を合い言葉のようにして、電気をソースとする物ばかり開発して、人間の生活を表面だけ便利にして、どんどんリスクの高い生活を作り出すことに加担しているのではないだろうか?これで本当に人間の暮らしを豊かにしていると言えるのだろうか?と気になりだしていた頃。こんな電気に頼った生活をしていて、今、都市が全体が停電になったらどうなるんだろう?人は電気に頼りすぎない本来的生活を思い出すべきなんじゃないだろうか?といろいろ考えて、仕事の帰り道かなにかにメモ帳に書いたお話がこれ。今のこの停電騒ぎで急に思い出しました。汚い絵ですみません。
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by vrombir | 2011-03-15 21:33 | 私の絵本picture | Comments(0)
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今年もよろしくお願いします。皆さんにも幸多い1年となりますように!
昨年は本当にいろいろなことがぎっしりつまっていて、ものすご〜く長い1年に感じられました。大晦日はぼやを出しそうになるという波乱の幕切れにふさわしい締め。昨年の渦中にあるときはジェットコースターにでも乗っているように、時間があっという間に過ぎていくように感じました。今、振り返ると、あ、2010年の始めはまだ修士論文書くのに追われていたんだなぁと思い出すと、それはもう何年も前のことだったかのように思えます。スラップスティックな出来事の中で、頭がグルグルしていろいろ考えて、「自分が産まれて来た使命があるとしたら何だろう」なんてことも考えてしまいました。自分で思うのは多分・・・「チャレンジ」だと思います。自分がチャレンジすることで、可能性の扉は開くということを見てもらうことなのかもしれません(もちろん開かないことも多々あります(苦笑))。昨年1年で何年分も色々な経験をしてしまった私の今年はどうなるのか?先日の記事で紹介した星占いでは、来年はかなりいい年になりそう!いいことは信じて、ガンガン進もうっと!(^^)!やる気満々のうちに今年の抱負を。

今年の目標は、
6月にスイスで開催される国際会議に行くこと。
そして、その時、なんとか時間を作って、ドイツの友人の結婚パーティーに参加すること。
それまでに、英語力を回復・増強すること。
仕事と健康とトレッキングのために4kg痩せること。
定期的に運動すること。
誠意を込めて今の仕事を真摯に続けること。
愛を育むこと。

追伸
年賀状を頂いた方の中で、差出人の名前が無い方、住所が無い方、お返事が書けませんでした。非礼をお許しください。ごめんなさい。とはいえ、ここでお詫びをしてもこのブログ自体知らないのでしょうねぇ。住所がない方は、サークルの後輩の女の子(とはいえ、今はもう母なのですが)で、年末のプチ同窓会でも名前が出ていただけに、住所が分からないのはなんとも残念。。。ですが、元気でいることが分かって良かったです。
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by vrombir | 2011-01-02 10:22 | 私の絵本picture | Comments(4)

起承転結

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クリスマスが終わるとすぐに年末が押し寄せてきます。師走とはよく言ったものです。
写真は私が2001年に作った「起承転結」という作品です。衝動的に作ったものなんですが、自分で割と気に入っているんです。本当に自己満足です。作品を作る時は衝動って必要だと思うんです。写真でもこれは同じで、感動したり、撮りたい!と思って撮った写真は力があるけど、「とりあえずシャッター切っとくか」と思って撮った写真は、後から見てもつまらないものになってしまいます。この作品はそのまま上から1つづ起・承・転・結を表しています。今年1年を振り返ってみると、起承の部分に当たるようでした。「承」の何も無いところに何らかの躍動が起こり始めそれがぐるぐると蠢き、形の無い単なるうねりから段々と渦が形成されて行く様・・・本当にいろいろあり、生活はかなり変化しました。
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来年は「承」の続きでしょうか?それとも「転」でしょうか?「転」では、大きな渦は既に引け、少し余韻を残した小さなうねうねの中から、新たな局面(鏡)が現れています。そこには、私が映っている!ってわざと写したんですがね(^^;という自分の予感を作品に謎えてみましたが、現実は如何に?
1年の節目はいいですね。総括まとめ、そして新年には抱負を。本で言う前書きと後書きのようです。時々、自分の状況や気持ちを引きで見る機会は前に進むために必要だと思います。

あ、この鏡、結構埃がスゴいですね(^^;失礼しました。
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by vrombir | 2010-12-27 13:28 | 私の絵本picture | Comments(0)
個人的なメモでごめんなさい。面白い夢というか情景があまりに鮮明で驚いたので、書き留めておきたいのです。こんな鮮明な夢滅多に見られないもので(^^;

私はトトに首輪から紐をつけて、一緒に散歩していた。でも、私はなぜかいつもその紐を手に取っていない。そして、何故か場所は東京の中野辺りの設定らしい。でも、全く私の知っている中野の風景とはちょっと違うのだけれど。。。トトと一緒にうっすらと雪が積もった上を歩いていると学校があって、その校舎は非常に懐かしい木造作りで、天気の悪い日だったので、下駄箱には白い小さな傘のある裸電球の赤ぐらい光がぼんやりと大きめの下駄箱を浮かび上がらせる。土間のような場所から校舎へ上がるのは結構な段差があり、途中に札幌軟石のような天然石を切り出したようなものが置いてあって、階段状になっいる。私はあるはずもない自分の靴箱を探している。その間、トトの綱は手から離れているようだが、「あ、トトは?」と思うと、校舎の梁の上を歩いていたり、天井裏に続くような狭い階段を歩いていたり、いく先々の視界の範囲内にいてくれるようだった。私の靴箱が見つからない。教頭先生らしき人と年配の先生らしき男性が2人で、何故かスリッパ履きなのだが、顎に手を当てたりしながら、そわそわして私を見守ってくれている。怪しんでいる様子ではないけれど、私はここの生徒でもなければ、職員でもないのに。。。なぜ靴箱があるんだろう?その後は、校舎の中にいて、木枠の10cmくらいの格子状の窓に昔風の薄いガラスの入った窓が、風でカタカタ揺れる、そこから木々がざわめき、しなるのを見ていた。この窓ガラスがカタカタ動く様子と音が起きた今でも耳に残り、豊かに葉が茂る背の高い木々が強風にしなり何度も左右に揺らぐのが印象的だった。きしむような木の廊下を歩いたりしていたはずなのに、もう次の瞬間外にいた。そこは今までの田舎っぽい雰囲気とは違う、ごみごみした下町風のアーケードの商店街が入り組むところ。細い路地にはわずかなアップダウンがあって、商店街の切れ間の路地で、上下白い出で立ち、白い長エプロン、白い長靴を履いたお店のおじさんが蓋付きの青バケツのふたを開けてゴミ袋を其の中に捨てている。設定は朝。朝から商店街は活気があるなぁとトトを連れて歩いている。アーケードの中に入ると薄暗く、昔の市場を思わせるが、アーケードが途切れる焦点外が交錯するところで、弱い朝の光がアスファルトを照らした。すると、トトがいなくなっていた。スゴい焦燥感と理由の無い楽天的な気分が入り交じりながら、トトを探している。「ま、放っておけば帰ってくるかな?いや、犬と違って帰巣本能なんて無いんじゃない?しかもここは自分の家からは遠いところ」などと思いながら、迷路のようなアーケード街を抜けると、大きな交差点があり、かなりの交通量がある。雑踏もかなりの量で、さすが東京だなぁと思っている。私が立っている交差点の対岸の2つの角には大きなラーメン屋さんが2件あった。1件は「極(きわみ)ラーメン」、もう1件は「札幌極限ラーメン」。この似たいような名前のラーメン屋さんは2件とも、白い大きなのれんに力強い筆文字で店の名前が記されているところまで似ていた。2件とも大きなビルの1階を広く陣取り、そこは庶民的なのに、「極(きわみ)ラーメン」の入っているビルは、キラキラしたカーテンウォールの最新型の洒落たビルだった。一方の「札幌極限ラーメン」は一般的な特に印象に残らない普通のテナントビルだった。「似たような名前だなぁ」と思いつつ、朝ラーもいいかな?とどちらにしようか迷い始める。東京まで来て札幌ラーメンじゃつまらないなぁ。と札幌が付いていない方は?と、見れば、カーテンウォールのきれいなビルってところがラーメン屋さんにふさわしくなくて、あまり気に入らなかったけれど、結局そちらを選んだ。席に着くとやはり「札幌」と書いてあった。「あらら」と思ったけど「極み」だから何かが違うのかもしれないと注文しようとすると、トトの首につけている鈴の音がかすかに聞こえ、広い店内の5mくらい離れたカウンターに目をやると、その上をトトが歩いていた。「トトいた〜」というとトトがいつものように小走りにこちらにやって来て、そこで目が覚めた。私は「極みラーメン」を食すること無く目ざまてしまった。。。

夢は潜在意識が隠されているというけれど、起きた時にはさっぱりわからなかったです。でも、今、書きながら読み返して見て、自分のことが少し感じ取れるようになった気がします。私は精神分析については皆目分からないので、あくまでも自分の感じたところなのですが。
ラーメンを食べられなかったのは、今までの食生活である「お変わり自由生活」を止め、「お変わり禁止生活」にすることを昨日決断したせいかも知れません(笑)

「眠り男の夢占い」で調べてみたら・・・

・ラーメン:ダイエットの必要性→当たってる!!!
・雪:軽い鬱状態、温泉やラテン系の音楽を聞くと治るんだって→入浴剤入れてお風呂に入ろうっと♪
・学校:夢主本人が学ばなければならないことがある→当たってる
・飼っているペット:ペットからのメッセージだって→もっと自由にさせて欲しいのかなぁ
・可愛い猫:交友関係が好調になるまたは妊娠→ふ〜ん
・大きな木:霊的なシンボル、霊的な成長→スピリチュアルになるの?
・強風:体調の低下→やっぱりお風呂に入って早く寝よう
・交差点:夢主がある選択をしなくてはならなくて迷っている→ふ〜ん
・市場:人間関係にすれ違いが多く、確かなものをつかみかねている→ふ〜ん
・商店街:身近な人間関係や普段話すことのない人との交流の機会が増える→いいね
・白い建物:運勢の低下、期待はずれ→やだね〜
・高層ビル:美しく高いビルは、夢主のチャンスや大きな可能性をあらわす→きれいな方を選んで良かった!

結局、お風呂に入って早めに寝た方が良さそうですね(^^)
今までも、はっきりした夢を見るときは、調べるといつも「疲れ」とか「体調不良」とか。疲れると眠りが浅くなって、鮮明な夢を見やすくなるのかもしれませんね。
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by vrombir | 2010-12-02 11:50 | 私の絵本picture | Comments(3)

お年賀

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2010年あけましておめでとうございます。
わたしは札幌に帰郷して10年経ちました!改めて月日の経つ速さを感じてしまいます。
今年は年賀状を書くのが遅かったので、このブログで先にご挨拶になっちゃう方も多いかもしれません、ごめんなさい。年賀状は、今はなかなか会えなくなってしまった人のこと、いろんな人のことを思い浮かべながら書けるので、いいものだなぁと最近しみじみ思うようになりました。
昨日、年賀状を見ていると、小栗旬の写真に年賀状らしき文言も添えて、あたかも小栗旬からの年賀状に見えるものがありました。「え?何で私が小栗旬のファンだって知ってるんだろう?誰がこんな気の利くことを?」などと思いつつ裏を返すと、郵便局からの配達のご挨拶用紙でした。。。我ながら馬鹿だなぁと思っちゃう年明けでした。

今年もおつきあいの程よろしくお願い致しますm(__)m
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by vrombir | 2010-01-02 11:19 | 私の絵本picture | Comments(8)

また未完成かな?

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富良野に滞在中、のんびりしようと持って行った読書用の本と落書き用のこのスケッチブック、最終日まで全く使用無し。という訳で、最終日、丘の上でやおらこのスケッチブックを広げ、スケッチを始めました。でも、結構な風で、この無印の無地ノートのペラペラ紙は風の思うままに踊りまくり、落ち着いて描ける状況ではありませんでした。風景の右端を詳細に描き始めていましたが、あきらめて残りはざっと輪郭を描くぐらいで早々に引き上げてしまいました。心に風景を焼き付けろ!と、焼き付いた映像が薄れないうちに家に着いたら続きを描こうと思いつつも描くのって結構時間がかかります。。。連休中は仕事が忙しく、なかなか進まない・・・という内に連休は終わり日常の忙しさが戻るのでしょう。この絵はいつ描き上がるのでしょう?アイルランドで描いたスケッチも描きかけのまま放置されたものがあります。そうそのまま7年が経ちました。もう記憶の中の映像もすっかり消えてしまったかのようです。この絵もそのままお蔵入りしちゃうのかも「(^^;
話変わって、今日、ミュージックステーションを見ていました。90年代の特集だったのですが、90年代の前半はファッションやメイクも今とは全く違い時代を感じるけど、後半はつい最近のように思えました。でも、よく考えると99年でもそれから10年経っているんですよね!時の流れの速さに唖然とします。自分はその時から精神的には成長しないままで止まっているかもしれません(笑)。99年は東京の会社を辞めて、札幌に戻って来た私の節目とも言える年。10年かぁ。。。これほど短いとは想像もしなかったです。90年代の歌やドラマの映像が番組の中で流れるけど、自分が憧れてた俳優さんや同じとし頃の俳優さんたちがみんなおじさんおばさんの年になってしまったんだものねぇ。アイドルだったミポリンだって今やお母さんな訳だし、ザードは死んじゃったし。みんなそれぞれの時を刻んでいるのだわぁなどと、思いました。私のこの10年、例えて言うなら、雪道でタイヤが雪に埋まってスタックしてしまい、必死にアクセルを踏むけど、タイヤが空回りするばかりで、なかなか脱出できない車と言ったところでしょうか。空回りをさせたり止めたりするごとに、車体が少しづつ揺れるリズムをつかんで、脱出のタイミングをつかまなくちゃ。それよりスコップで掘って、板を置く方が速いのかな?10年も空回りかぁ、すごいなぁ(苦笑)。
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by vrombir | 2009-09-21 21:27 | 私の絵本picture | Comments(6)

きのこ

今年の北海道は、梅雨前線の影響を受けて、ぐずついたお天気が多かったのですが、火曜日から晴天が続き気持ちいい〜日々です!
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木漏れ日が気持ちいい〜ブ〜ン・・・
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ピタッ。ボクはここだよ。
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見えないかな?ここだよ!最近は天気悪かったから、きのこがあっちこっちにニョーキニョキだね。
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お、また違うキノコが見えて来た!お菓子のキノコに似てるけど・・・食えんのかな?
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うわ〜、結構たくさん生えてたなぁ。
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もっと近づいてみよう!いいね〜。雨宿りができそうだ。
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もっと近づいてみる?・・・ほ〜結構柄が長いやぁ。あれ、子供のキノコがいるんじゃない?
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うん、いたいた!なんかここまで来ると、せっかくのお天気なのにじめじめして来ちゃったよ。
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また、羽でも乾かしに行って来ま〜す。
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by vrombir | 2009-08-06 10:27 | 私の絵本picture | Comments(7)
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男女の間にはいろいろなすれ違いがありますね。そのすれ違う原因を認識するだけでも、いい関係作りに役立つのかもしれません。いえいえ、恋愛や夫婦関係に限らず、仕事でも友情でもです。NHKスペシャルの「女と男」はその脳や身体のメカニズムの違いが解りやすく紹介されていて、興味津々で見ています。レポートやテストが積み重なって、パソコンに張り付きの私は、引きこもりがちですが、楽しみにしている番組があることで励みになります。3回シリーズの既に2回が放映済みで、残すは18日日曜日午後9時から総合テレビの放映を残すのみです。絶対見なきゃ!
昔、「地図が読めない女、話を聞かない男」という本が流行りましたが、これの一歩進んだ解釈が紹介されていました。番組ではトレジャーハンティングの実験例を紹介していました。男性は、位置関係や方角、距離感で目的地にたどり着くのに対して、女性はその指示のされ方だと、なかなかたどり着けません。しかし、次の指示を目印をもとにしたものにすると、女性は素早くたどり着き、男性はなかなかたどり着けません。だから、女性が地図を読めないのではなくて、現状有る地図のシステムが男性向きで、女性の目的地へたどり着くシステムには合っていないのだと言うことらしいです。知能テストでも同じような成績の男女でそのとき使用される脳の部位を比較していたのですが、男性は空間認知系や視覚系を中心に多くの部位が働くのに対して、女性は言語に関係する部位が働いていました。同じ知性を発揮するにも、違うシステムを利用して結果を出していると言うことらしいです。
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by vrombir | 2009-01-15 00:51 | 私の絵本picture | Comments(4)

たまには自分の絵を

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本日は、先日ブログにも掲載した工藤さんのレクチャーに行ってきました。なんとなくそれに触発されたり、ちょっと思うところがあったりして・・・。そういえば、最近自分の描いた絵を載せていないなぁ、とふと思い、何年か前、カレンダーの裏に鉛筆で落書きした絵を引っ張りだしてきて、パソコンでアレンジしてみました。1つの落書きでも結構遊べる!と楽しみ再発見です。ちなみにこれは「自分の顔って下から見上げたらどんな顔なんだろう?」とふと思い、顎の下に鏡を置き、それを見ながら描いた自画像です。似てる似てないよりその発想とそれに対する実験的行為が私にとって価値が有ったのです。ちょっと分かりにくいけど。
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by vrombir | 2008-06-08 22:26 | 私の絵本picture | Comments(2)

冬の空気より冷たい心

今朝の混んでる電車の中におじいさんがいました。私から数えて3番目ぐらいの人の前の座席に座っていました。何やら低いうなり声のような声をずっと出していて、それは喋るでもないいびきでもない中途半端な音で、初め不思議に思いましたが、特に気に留めるほどのことはないな、と一瞥してまた読書を続けました。しかし、そのおじいさんの目の前にいる30才後半位の女性が「ちょっと前にいる人、うるさすぎる!少し静かにしてよ!!」と、ヒステリックに声を荒げ、混んだ社内で私の位置からはあまり良く様子が見られないけど、人の隙間からギレ切れに見えるおじいさんは、びっくりしておずおずとしっかりしない足腰で立ち上がろうとしていました。多分、立ち上がる時によろよろして、思わずその女性に捕まってしまったんだと思います。そうしたら「触らないで!汚らしい!!!」とまたヒステリックに鋭く声を立てます。私の目の前にいる老婦人はその事件が起こっているであろう方角をやや横目に舌打ちをしていました。年寄りを汚いもの扱いするその女性に腹が立ったのでしょう。社内全体にいや〜な空気が流れました。人ごみをかき分け、その女性に説教しようかどうしようか、としばらく私は考えた末、やはりそうはしませんでした。のれんに腕押しになる可能性とますます社内の空気を悪くする可能性を見込んで自分の変な正義感を納めました。しかし、こんな人がいるなんてショックです。いや、彼女自身世知辛い世の中の犠牲者なのかもしれません。もともとはあんなひどいことを言う人じゃなかったのかもしれない、仕事や何かでつらい境遇にさらされて心が荒んでいるだけなのかもしれません。しかし、真っ青でキラキラしたアイシャドウにゴールドのたくさんのピン留め、濃くしっかりかたどられたまゆげ、突き出た唇はとても意地悪に見えました。
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2001年「心の氷」より
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by vrombir | 2008-02-20 21:34 | 私の絵本picture | Comments(6)

転がる石に苔むさないふうてんの気まぐれ雑記帳


by vrombir