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龍馬が現代にいてくれたらなぁ

先日、車の中で「アバンティ」というトーク系のラジオ番組で、デンマークの話が少し出ていて、途中までしか聞けなかったけど、ザッと内容は以下の通り。政治家が高給取りではなく、一般の人たちと変わりない給料で働いており、通勤も自転車や公共の交通機関の電車などを普通に利用しているという。税金は高いが福祉が充実しており、学費や医療費もすべて無料で、年金の掛け金もない!ので、国民も税金がムダに使われること無く自分たちに役立つことを知っているため、高い税金でも納得して払っているという。それで、少し興味を持って、ネットで検索してみたら、税金は思ったより高かった。消費税が25%ぐらいだと言うのは知っていたけど、所得の50%を税金として支払わなければならないらしい。それは国、県、コミューン(州のような国の小組織)にそれぞれ20,10,20%納税するのだそうだ。国民がこれだけ税金を払っているから、その税金の使い道も自ずと関心が高くなり、選挙の投票率も80%を下回らないという。
それに比べ、日本の政治家は高給取りだ。しかし、財源を確保できない各種の支出予算に対して、自分たちの給料を削るよりは借金を増やす方向で選択しているかのように見える。既に実施された定額給付金も、高所得者にも支払われなど、借金大国とは思われない施策で、納得し難い税金の使われ方のように思われた。一方の子供手当については、高齢化社会が深刻なので、次世代の育成を支援すると言う考え方から基本的に賛成だが、借金債務世界第2位という危機感もきちんと持って、定額給付金の際の教訓は活かし熟慮して欲しいとは思う。雇用不安、不景気、デフレで庶民の生活は厳しい中で税金や年金を支払っているのだから。
坂本龍馬はドラマなんかで見る限りは、本当に日本をいい国にするために尽力したように映る。高杉晋作などもそうだが、彼らは地位や名誉には興味がなく、ただそれだけのために力を尽くした。高杉晋作の特にファンだが、彼は騎兵隊の功績を認められて、重要なポストに就くオファーもあったが、それを断ったという逸話も有る。残念ながら、彼らは明治政府になる以前に命を落としたが、その後は、勢力争いなどが盛んになってしまう。あの時、龍馬が暗殺されずに生き残っていたら、今の日本とは少し違った世の中になっていただろか?GDPは今や中国に追い越されそうだが、まだODAの経済援助もし、尚あんなに反日感情をあらわにされる不思議感は否めない。諸隣国との領土問題にしろ、蓋をしていた問題が浮上し始めているのは、周りが経済力・国力をつけて交渉で勝つ自信をつけてきたせいなのかもしれない。逆に言うとそれだけ日本社会が疲弊しているともいえるかもしれない。主張することを躊躇するのは日本の国民性なのだろうか。調和こそが第1であってもその前に然るべき議論は必要なのではないだろうか。
by vrombir | 2010-12-07 10:41 | 日記diary

転がる石に苔むさないふうてんの気まぐれ雑記帳


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