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おみくじは大吉!>>2mフォトグラファー

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今年の初詣は4日に北海道神宮へ行きました。数年ぶりに「大吉」を引きました!毎年、小吉や末吉など、内容を読むとシュンとなる様なものばかりでした。たかがおみくじされどおみくじと言ったところでしょうか(笑)。おみくじは好いのが出た時はそのままお守りになるらしいので、ひさしぶりに枝や紐に結びつけず持って帰ってきました。新年早々好い出足、勢いに乗って今年もがんばろうっと!

年賀状・・・今年はいつもと違う心持ちで書いたり受け取ったりしたように思います。特に、仙台や福島への年賀状は。向こうからも昨年と同じ住所から届いたのを見てどれほどホッとしたことか。送る時に祈る様な緊張感があっただけにその安堵感は相当なものでした。年賀状って若い頃は面倒くさい一方だったけど、これくらいになると感慨深いものになって来た見たいで、みんなの子供たちの成長を慈しんだり、夫婦で訪れたであろう旅行先の写真から円満さを垣間見たり、毎年同じデザインの年賀状の小さな違いを探したり、たった10cm×14.8cmの中に個性や人生があるのだなぁと改めて感じてしまいました。いつまでもこうしてやり取り続けられたら良いけれど、そうもいかないのだなぁという覚悟も少しづつできるようになって来たようです。大震災は、今の自分の年齢とも相まって、直接被害にあわなかった私にとっても、少なからず心の転機になりました。

さて、7日に見たNHK「日本列島」で紹介された「2mフォトグラファー小堀正一」さん。生まれつきの無虹彩症という病気で2m先までしか見えないそうで、ぼんやりとした色彩やコントラストで、シャッターを切っているのだそうです。そんな背景より何より、番組で紹介された写真が非常に力があるので息をのみました。鍼灸師の仕事の傍らアマチュア写真家として活動している彼の作品は、アマチュアの域を超えた圧倒的な迫力を感じさせます。ディテールにとらわれないことで逆に大局のバランスを手にすることができるのかもしれません。
認知心理学では視角を中心に研究させてもらっているし、もちろん写真の仕事にも関わっているので、非常に関心を持って番組を拝見させてもらいましたたが、感性と情熱がビンビン伝わってきます。脳科学では「脳の可塑性」ということがよく取り上げられますが、まさしく、その言葉が脳裏に浮かびます。人間の能力の可能性の大きさを感じさせます。以前にも盲目の写真家の作品にも触れたことがありましたが、何か欠けてしまった機能を脳は違うカタチで補うようです。人間ってスゴいなぁ。。。

小堀正一さんのギャラリー>>
by vrombir | 2012-01-08 22:53 | こだわり系favorite

転がる石に苔むさないふうてんの気まぐれ雑記帳


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