関西旅行7 京都(修学院周辺)
2006年 04月 04日
4日は母の友人と3人で廻りました。この日のプランは昨日会った友人のお薦めに従って見ることにしました。友人のセンスには絶大なる信頼を置いているので!
2人とも高齢なので、タクシーを利用することになりましたが、おばさんの意図しない交渉でディスカウントに成功!タクシー利用では、短時間でたくさん見られ、運転手さんがとても博識な方で人柄もよかったので、とても面白かったです。
最初に行ったのは円通寺です。
海の物を山に据えると言うコンセプトで近江の海岸からもたらされたこの巨岩たちは、自然の形そのままで、それぞれの岩の見えている部分はわずか3分の1程度だそうです。
自然の姿を尊重したこの庭は、柱の間隔も庭にある松に会わせてバランスをとって設計したので、柱の間隔がバラバラでした。まさにこだわりの庭!現代アートを感じます。この庭も比叡山の再開発でもう今の借景をたたえなくなるそうです。見納めるなら今のうちです!見納めと言うことで、今なら撮影も可!
次に行ったのは蓮華寺です。
なかなか渋いお寺です。住宅街の中にひっそりとあるのに、入るとなかなか味わい深い!写真は金の入ったお堂と鳥居です。昔は、神仏合体で祭られることも多かったのですが、神仏分離例後は、そう言う形の物はなくなったそうで、この写真の例は数少なく残されたその神仏合体例です。中にある鐘のデザインも仮面が波打っていて面白いデザインでした。
龍天井のある本堂に行くとその扉の下に小さな蝉が付いていました。「蝉錠」と呼ばれる物です。蝉は地上に出てから2,3日で死んでしまうことから、すぐにいなくなるという意味で、魔除けの役割を果たしているとか。いろんな事考えるもんですね〜。私創造力が足りないなぁ。
蓮華寺の庭は、左端の水面に浮かんだように見える変わった形の岩は船、そして船着き場・・・など情景がデザインされているようです。
次に訪れたのが、野仏庵、これは私の中でかなりのヒットです!
まず出迎えてくれたのがこの「三仏体」は藤原時代の物です。風化の度合いがしみじみ月日を感じます。
拝観料は五〇〇円ですが、庭を愛でながら抹茶と甘みをいただけるので、かなり幸福感が味わえます。下手なカフェに行くならここの方が圧倒的に素敵です。
お茶室はこれまたいろいろなこだわりがあり、中国から取り寄せた仙人が使うような竹、天井を違う作りで張り合わせ様子、巻き締められた過ぎの床柱等々。ふすまの素敵な絵画も鑑賞できます。外に出ると他にもお茶の庵があります。
大きな野仏様も。急な坂道の中腹にあるので、かわらぶき屋根越しに京都の町が一望でき、過去と現代を同時の楽しむことができます。下を見ると石臼が埋められていました。これまた何か意味があるのでしょうか???
最後に曼殊院にやってきました。 額縁に入ったような庭の風景は本当に美しく、日本人の美意識は大した物だなぁ、と改めて感心してしまいました!それ以外にもクジャクの屏風や虹の欄間など良尚親王の繊細さと美へのこだわりを切々と感じました。
この水瓶は水鏡でここに月を映し、水の中の月を楽しむのだそうで、この瓶の下には亀の形に石が並べられ、水の中に誘っていると言うことらしいです。昔の人は本当に自然と供に暮らし、自然を慈しんでいたのだなぁ!
2人とも高齢なので、タクシーを利用することになりましたが、おばさんの意図しない交渉でディスカウントに成功!タクシー利用では、短時間でたくさん見られ、運転手さんがとても博識な方で人柄もよかったので、とても面白かったです。
最初に行ったのは円通寺です。
海の物を山に据えると言うコンセプトで近江の海岸からもたらされたこの巨岩たちは、自然の形そのままで、それぞれの岩の見えている部分はわずか3分の1程度だそうです。
自然の姿を尊重したこの庭は、柱の間隔も庭にある松に会わせてバランスをとって設計したので、柱の間隔がバラバラでした。まさにこだわりの庭!現代アートを感じます。この庭も比叡山の再開発でもう今の借景をたたえなくなるそうです。見納めるなら今のうちです!見納めと言うことで、今なら撮影も可!
次に行ったのは蓮華寺です。
なかなか渋いお寺です。住宅街の中にひっそりとあるのに、入るとなかなか味わい深い!写真は金の入ったお堂と鳥居です。昔は、神仏合体で祭られることも多かったのですが、神仏分離例後は、そう言う形の物はなくなったそうで、この写真の例は数少なく残されたその神仏合体例です。中にある鐘のデザインも仮面が波打っていて面白いデザインでした。
龍天井のある本堂に行くとその扉の下に小さな蝉が付いていました。「蝉錠」と呼ばれる物です。蝉は地上に出てから2,3日で死んでしまうことから、すぐにいなくなるという意味で、魔除けの役割を果たしているとか。いろんな事考えるもんですね〜。私創造力が足りないなぁ。
蓮華寺の庭は、左端の水面に浮かんだように見える変わった形の岩は船、そして船着き場・・・など情景がデザインされているようです。
次に訪れたのが、野仏庵、これは私の中でかなりのヒットです!
まず出迎えてくれたのがこの「三仏体」は藤原時代の物です。風化の度合いがしみじみ月日を感じます。
拝観料は五〇〇円ですが、庭を愛でながら抹茶と甘みをいただけるので、かなり幸福感が味わえます。下手なカフェに行くならここの方が圧倒的に素敵です。
お茶室はこれまたいろいろなこだわりがあり、中国から取り寄せた仙人が使うような竹、天井を違う作りで張り合わせ様子、巻き締められた過ぎの床柱等々。ふすまの素敵な絵画も鑑賞できます。外に出ると他にもお茶の庵があります。
大きな野仏様も。急な坂道の中腹にあるので、かわらぶき屋根越しに京都の町が一望でき、過去と現代を同時の楽しむことができます。下を見ると石臼が埋められていました。これまた何か意味があるのでしょうか???
最後に曼殊院にやってきました。
この水瓶は水鏡でここに月を映し、水の中の月を楽しむのだそうで、この瓶の下には亀の形に石が並べられ、水の中に誘っていると言うことらしいです。昔の人は本当に自然と供に暮らし、自然を慈しんでいたのだなぁ!
by vrombir
| 2006-04-04 20:19
| 旅して〜travel